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ジオラマ初心者がリアルな桜の木を作る【桜の花編】

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初めて作るジオラマに、立派な桜の木を置きたい!!

右も左も分からないジオラマ初心者が、リアルな桜の木作りに挑戦したときの備忘録です。

前回は粘土で肉付けをした木の幹に着色をしました。

そして今回は、とうとう桜の花びらを作って幹につけていく工程なんです…が。
桜の幹が約15cm。
花びらは米粒半分くらいのサイズ…。

お察しの通りものすごく時間がかかります。
私はこの桜の木を満開にするために、仕事の空き時間・休日すべて制作にあてて約1ヶ月かかりました。

もう少し小さいサイズの桜なら良かったんだろうなあ。と思いつつ、どうしても自分の手で素敵な桜の木を再現したいと思ってしまったのでしょうがない。

モデルになった桜の木

最終的にはジオラマのメインになるものなので、一切の手抜き無しで作りました。
先に完成した桜の写真をお見せします。

【手順】

  1. 桜の花びらを作る
  2. 桜の花の軸を作る
  3. 桜の花を作る
  4. 桜の小枝を作る
  5. 木の幹に桜の枝を植える

【使うもの】

  • ハサミ
  • 接着剤
  • 樹脂粘土
  • スポンジ
  • ピンセット
  • デザインナイフ
  • アクリル絵の具
  • チャック付きビニール袋
  • ワイヤー #31(約0.29mm)

この桜の木を作ったあとは、他の作品を作るときの少々細かい作業も全然苦じゃなくなります。
精神の鍛錬にもなるので、もし根気強くなりたい方はぜひ作ってみてください。

今回は特に繊細な作業が続くので、文章よりも動画で見たいよという方はこちらの動画をどうぞ。

桜の花びらを作る

桜の花びらは途方も無い量が必要です。

画像の量の5倍以上の花びらを作ることになるので、蓋ができるような100均の容器を用意しておくと保管が楽になります。

下準備

【使うもの】

  • 樹脂粘土
  • アクリル絵の具
  • チャック付きビニール袋

桜の花びらを作るときに使ったのは、樹脂粘土です。

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樹脂粘土は乾燥後に少し透け感が出て、花びらを作るのに適しているので選びました。
アクリル絵の具で着色ができて100均で購入できるところもおすすめ。

100均で樹脂粘土を買う場合は、滑らかさNo.1のDAISOのものがおすすめです。

Can Do・Seriaの樹脂粘土も使いましたが、滑らかさが物足りず伸びにくい&乾燥が早い気がしました。

桜の花びらの色はものすごく薄いピンク色にしました。
樹脂粘土は少しの絵の具でも想像より色が濃くなるので、絵の具の先をちょんちょんと粘土につけるようにします。

樹脂粘土は乾燥が早いです。
色が決まったら必ずチャック付きのビニール袋に入れるようにしましょう。

もし乾燥して固くなってきたら、水を混ぜながら練ると元の柔らかい粘土に戻ります。

このようにチャック付きのビニール袋の先を少し切って、押し出すように使うと作業がしやすく、乾燥を遅らせることができます。

花びら作りのコツ

指先にほんの少し出した樹脂粘土を、粘土板やカッターマットに押し付けて楕円のように薄く伸ばしていきます。

大きさはお米の半分くらい。

大きすぎるものは乾燥してからデザインナイフで1枚が2〜3枚になるように切ります。

ちなみに私はこの作業だけで2週間以上かかりました…。
花びら作り=己との戦い。

花の軸を作る

【使うもの】

  • ペンチ
  • 樹脂粘土
  • アクリル絵の具
  • チャック付きビニール袋
  • ワイヤー #31(約0.29mm)

桜の花びらをつけるための軸を作ります。
こちらも樹脂粘土で。

軸の作り方

軸は渋めの緑色。
少し赤色を混ぜるといい色に。

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ワイヤーに薄くまとわせるようにつけていくんですが、少しコツがいります。
親指と人差指でワイヤーを挟むようにしてスライドするとうまくついてくれます。

どんな動きかを見たい方はこちらの動画を見てください。

軸の先の作り方

軸の先はただの赤色ではなく、少し緑色を混ぜてみました。
先ほど作った軸の先に玉のように粘土をつけていきます。

これもたくさん必要になるので、足りなかったらその都度追加で作りました。

桜の花を作る

【使うもの

  • 接着剤
  • スポンジ
  • ピンセット

はじめに作っていた桜の花びらを5枚、軸の先の赤色の部分に貼り付けていきます。

接着剤は普通のボンドではなく、なるべく速乾のものを使うと素早く固定されます。

桜の花を乾燥させるときは、乾燥台代わりにスポンジに挿すとしっかり固定されます。

DAISOに車用の大きなスポンジが2つ入りで売っているので、それがおすすめです。

桜の小枝を作る

桜は枝の先端に花がたくさんついています。

まずはワイヤーに茶色い粘土をまとわせて小枝を作り、その先に桜の花を挿していくとよりリアルな桜に近づきます。

小枝作り

【使うもの】

  • ペンチ
  • 樹脂粘土
  • アクリル絵の具
  • チャック付きビニール袋
  • ワイヤー #31(約0.29mm)

桜の小枝の表面はボコボコしています。
ワイヤーに粘土をまとわせたら少しシワを寄せるように指を動かすとそれっぽく仕上がりました。

粘土の色は、桜の幹とほぼ同じ色になるように少しずつ色を混ぜました。

この粘土はたくさん使うので、少し多めに作ってチャック付ビニール袋に入れておくと作業がしやすかったです。

桜の花を小枝に挿す

【使うもの

  • ハサミ
  • 接着剤
  • スポンジ
  • ピンセット
  • 小枝用の茶色い樹脂粘土

先ほど作った小枝の先に茶色い樹脂粘土を丸めたものをつけ、桜の花を挿し込む部分を作ります。

桜の花を小枝に挿していくときに、桜の花の軸が5mmほど残るように短くカットしてから挿すと綺麗にまとまりました。

だいたい1本の小枝に5〜8個の桜の花を使っています。

桜の花を挿していくときは、必ず少量の接着剤を花の軸部分につけてから挿し込んでください。
接着剤をつけないと粘土が乾燥したあとに桜の花が抜け落ちてしまいます。

桜の小枝も乾燥するときにスポンジを使うのがおすすめ。

完成品の桜の木には、だいたい画像の小枝の量×3がついています。

桜を枝につける

【使うもの

  • ハサミ
  • 接着剤
  • ピンセット
  • 小枝用の茶色い樹脂粘土

下準備が終わり、やっと仕上げの作業。
桜の小枝を植えたい部分に茶色い樹脂粘土を盛って、接着剤をつけた小枝を挿していきます。

ここまで来ると気持ちいいくらいにあっけなく桜ができあがっていくので、ストレスも疲れも吹き飛びました。
下準備に時間がかかっていたので、感動もひとしお。

桜の小枝は枝1本ずつに植えていくよりも、枝分かれが始まる部分全体に植えてから、だんだんと枝先に向かって植えるように。

桜の花びらが増えてくると、作業中に花びらが手に当たってとてもやりにくいです。

完成した桜の木がこちら。
次回はこの桜がメインとなるジオラマ作りを記事にしていきます。

「anzu’s craft room」は、ジオラマ•ミニチュア作品をYouTubeで公開しています。

細かい作業がお好きな方はぜひ覗いてみてください♪