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ジオラマ初心者がリアルな桜の木を作る【着色編】

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初めて作るジオラマに、立派な桜の木を置きたい!!

右も左も分からないジオラマ初心者が、リアルな桜の木作りに挑戦したときの備忘録です。

前回はワイヤーで作った桜の木の幹に粘土で肉付けをしていきました。

そして今回は着色編です。
真っ白だった木が、着色をすることで一気にリアルに立体的になる、とても重要な工程です。

【手順】

  • 1層目…薄めの色で下地を塗る
  • 2層目…桜の木の凹凸を表現
  • 3層目…木の色を塗る
  • 4層目…部分的に色が違うところを塗る

【使うもの】

  • 爪楊枝
  • スポンジ
  • 木工用ボンド
  • アクリル絵の具

造形の際にモデルにした桜の木をアップで撮影するのを忘れていました…。
急遽、別の桜の木の写真を撮りなおして、その画像を見ながら着色することに。

このなんとも言えない茶色…。

一度塗りではどうにもならなさそうな複雑な色味です。

なんとかこの質感を再現するべく、桜の木の凹凸や色を確認しながら薄い色から順番に重ねていきました。

文章よりも動画で見たいよという方はこちらの動画を見てください。

薄めの色で下地を塗る

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下地は薄めの茶色。
ミルクティーのような優しい色にしてみました。

着色には100均の丸筆を使用しています。

絵の具の水は多めに入れてシャバシャバに。
根っこや枝をどの角度から見ても塗り残しがないように、木の角度を変えながら丁寧に塗りました。

使用した絵の具はこんな感じ。

茶色+白だけではなく、緑や黄色、ほんの少しの赤色を足すことでよりリアルな木に近づきます。

桜の木の凹凸を表現

2層目では、桜の木の凹凸を深い緑色で表現してみました。

桜の木に立体的な模様をつける意味合いもあるので、塗るときは爪楊枝を使っています。
楕円の水玉模様っぽい感じになるように点々と色を置くようなイメージで着色しました。

混ぜた色は緑・茶・黃です。
若干、緑色が強めになるように混ぜてみました。

色が決まったら木工用ボンドをたっぷりと。
ボンドを混ぜることで、塗った部分が乾燥後もぷっくりしたままになるので、立体的に見えます。

ただ、ボンドだけだと絵の具の乾燥が早すぎて、全体に塗る前にパレットの絵の具が固まってしまうのが難点。
乾燥を遅らせるために水も混ぜました。

点々、、、と塗っていくと、乾燥したところから色が濃く変化してくるのでとても楽しかったです。

ボンドと水の分量はボンドのほうが多くなるように調整したほうがいいです。

私は水を多くしすぎてシャバシャバになり、凹凸がうまくいきませんでした…。

木の色を塗る

全体の木の色は濃いめの茶色。

着色には100均に売っているスポンジを使いました。
大きめの車洗い用スポンジを小さくちぎってポンポンと優しく色をのせています。

下地の色を消すように丁寧に塗ることはせず、あえて大雑把に着色するのがポイント。
隙間からほんの少しだけ1層目、2層目の色が見えるようにすると、よりリアルな質感になります。

3層目は黄土色を多めに、緑・茶色・赤・黒を混ぜました。

スポンジで着色するときにベッタリと色がつかないように、水の量はかなり少なめにしてます。
パレットの上で余分な絵の具を落としながら着色するとやりやすいです。

部分的に色が違うところを塗る

4層目では、桜の木の表面の苔を着色しました。
ここでも100均の細筆を使っています。

筆にとった絵の具は、ティッシュペーパーや試し書きの紙の上でかすれるくらい落としてから塗ると失敗しにくいのでおすすめです。

木の表面の段差や枝の影になりそうな部分は、より影が濃くなるように薄めた黒い絵の具でさっと塗っています。

全部塗り終わると、かなりリアルな木に近づきました。

根っこ部分はジオラマに植えたときに隠れる部分なので、着色は下地の色のみ。

幹だけでもかなりいい感じです!
ここに桜の花がつくとどうなるのか。

次回はとうとう桜の花を作って咲かせていきます。

「anzu’s craft room」は、ジオラマ•ミニチュア作品をYouTubeで公開しています。

細かい作業がお好きな方はぜひ覗いてみてください♪