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ほぼ100均の材料で桜のジオラマ作りに挑戦【レジンで川作り編】

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ジオラマ初心者が、可能な限りリアルなジオラマを作ったらどうなるのか。

「安くて手に入りやすい材料でリアルな質感を表現する」をテーマに、ほとんどの道具・材料を100均で揃えてジオラマ制作に挑戦するというこの企画。

前回はジオラマの土台になる部分を作りました。

そして今回は、ジオラマの隅っこに川を作っていきます。

川を作るときには、レジンで水の透明感を出しつつ、水面は少し波打たせるように立体感を出したかったんです。

どうすればよりリアルな表現ができるのか、他のジオラマ作家さんが使っているものを調べてみると、

  • 大波小波
  • ジェルメディウム
  • モデリングウォーター

この3つのどれかがよく使われていました。

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安定してリアルな作品を作るなら、大人しく上記のどれかを使ったらいい話だとは思うんです。
ただ、水面の立体感を出すためのアイテムは少量しか使わないのに高いんですよね…。

なので、100均で購入できるレジンのみでどこまでリアルに水の質感を表現できるかを試してみました。

【手順】

  1. 川底に玉砂利を敷く
  2. 玉砂利に色を塗る
  3. 透明なレジンを流し込む
  4. 川全体に色を付ける
  5. 魚の絵を描く
  6. 青色のレジンを塗る

【使うもの】

  • ボンド
  • 爪楊枝
  • UVライト
  • レジン(青)
  • レジン(透明)
  • クリアカップ
  • アクリル絵の具
  • ウッドスティック
  • ジオラマパウダー(玉砂利S)

私がジオラマの川作りに使ったアイテムは、ジオラマパウダー以外は全て100均で揃えることができます。

制作過程を動画で見たい方はこちらを見てください。

川底に玉砂利を敷く

【使うもの】

  • ボンド
  • クリアカップ
  • ウッドスティック
  • ジオラマパウダー(玉砂利S)

ジオラマパウダーそのものはサラサラしていて扱いにくいので、クリアカップの中でたっぷりのボンドを混ぜてみました。

そうするとジオラマパウダー同士が密着してくれて、筆で塗ってもジオラマパウダーが動かなくなり、着色がしやすいです。

土台にもボンドを塗り広げてから玉砂利を乗せると、よりジオラマパウダーが動きにくくなります。

この工程ではフォトフレームの枠は外して作業をします。

ジオラマパウダーを敷きつめる前に、フォトフレームの枠をはめたときの内側ラインにボールペンやシャーペンで印をつけてください。

このラインを無視してジオラマパウダーを土台全体に敷いてしまうと、フォトフレームがはまらなくなってしまうので要注意!!

玉砂利に色を塗る

【使うもの】

  • アクリル絵の具

川底は少し緑がかった青色。

この川には橋をかける予定だったので、レジンを流す前に橋の足になる部分を土台に設置しました。

ボンドで接着したんですが、乾くまでグラグラ動いて大変でした…。
瞬間接着剤のほうが良かったかもしれませんね。

表面が乾いたら、さらに着色。
太陽に照らされてゆらゆら揺れている水面に見えるように白っぽい水色で柄をつけてみました。

ここまで塗れたら一旦透明なレジンを全体に流し込んで、色の感じをチェックすることにしました。

川底の色を作るのが難しすぎて、だんだん色味のバランスがわからなくなるんです。
あーでもないこーでもないと何度も重ね塗りしたところでしっくりくるはずもなく…。

最悪レジンを流したあとで調整すればいいやという気持ちで次の工程に移りました。

透明なレジンを流し込む

【使うもの】

  • UVライト
  • 大容量レジン(透明)

DAISOのレジンは色付きも透明も5gで110円。

透明なレジン(ハードタイプ)は大容量サイズが用意されていて、20gで330円でした。
今回のジオラマにはレジンがどれくらいの量必要なのかが分からなかったので、2つ購入。

A4サイズジオラマの6分の1ほどのスペースで、1個半使いました。

フォトフレームの枠にレジンが飛ばないように、マスキングテープで保護。
念のため、フォトフレームを購入したときについてきた透明のシートで壁を作ってからレジンを流し込んでいます。

DAISOのレジンは粘度が高くて重たい質感なので、筆で立体感を作ったあとにすぐ硬化させると、うまく波や水面の盛り上がりを表現できます。

硬化に時間がかかり、何分ライトを当てても表面がベタつきます。

ジオラマなら100均のレジンはおすすめですが、アクセサリーや小物作りにはあまり向かないかも?

川全体に色を付ける

【使うもの】

  • アクリル絵の具

透明なレジンを流し込むだけだと、川の水の色が綺麗すぎてリアルさが全くありませんでした。

そこで、川底の色を濁らせるためにレジンの表面に黄色のアクリル絵の具をシャバシャバに薄めたものを塗っていきました。

ただ絵の具を塗るだけでは薄めた黄色でも不透明に見えますが、レジンが乗ると自然な色味になるので大丈夫。
大胆に表面全体を着色していきます。

魚の絵を描く

【使うもの】

  • 爪楊枝
  • アクリル絵の具

川に黒の出目金を描いてみました。
はじめは筆で描こうとしたんですが、細かすぎてうまく描けず…

爪楊枝の先に黒のアクリル絵の具をチョンとつけてレジンの上に絵の具を乗せるようにしたらうまくいきました。

青色のレジンを塗る

【使うもの】

  • UVライト
  • 青色のレジン

こちらの青色レジンもDAISOのものです。
色味はガッツリ濃い青!というような感じではなく、透明感のある薄めの青色。

重ね塗りをしても真っ青にならないので、水を表現するにはいいアイテムです。

レジンは5g全てを使い、全面に塗っています。

レジンをたっぷりとつけた筆をわざとトントンと上下させて表面を隆起させることで流れる水の動きを出してみました。

先ほど塗った薄い黄色と青色のレジンがいい具合に混ざって、とてもお気に入りの色味に。
大満足です。

次回は川辺に咲く菜の花と橋・柵・ベンチの作り方について書いていきます。
お楽しみに。

「anzu’s craft room」は、ジオラマ•ミニチュア作品の制作風景をYouTubeで公開しています。

細かい作業がお好きな方はぜひ覗いてみてください♪