紫陽花のジオラマ作り、今回はメインの紫陽花の作り方について書いていきます。
紫陽花を作るときに、近所に生えている紫陽花を観察していたのですが、何やら枝っぽいものが見えて調べてみました。
紫陽花って草花かと思ったら、低木だったんですね。
まじまじと見ることがなかったので全然知らなかったです。
ちなみに紫陽花の花のように見える部分はガクで、花びらはガクをかき分けた中にあるそうです。
紫陽花のガクは青色か赤色のイメージがありますが、あの色の違いは土壌のpHの違いだそうです。
リトマス試験紙とは逆の色が出るそうで、青は酸性、赤は中性〜アルカリ性らしいです。
植物のミニチュアを作ると豆知識も知ることができておもしろいですね。
私が今回選んだのは青色の紫陽花。
青色にした理由は、人のミニチュアを作るときに黄色系のレインコートと傘を着せたかったので、色味的に青のほうが綺麗だと思ったからです。
梅雨時期に可愛らしい紫陽花のジオラマを作ってみたい方はぜひ最後まで読んでください。
紫陽花の作り方を動画で見たい方はこちら。
紫陽花のガクを作る

【使うもの】
- 筆
- 細工棒
- 接着剤
- ワイヤー
- ピンセット
- すけるくん
- アクリル絵の具
- DAISOの樹脂粘土
- チャック付きビニール袋
紫陽花のガク部分は、DAISOの樹脂粘土に「すけるくん」という透明粘土をほんの少し混ぜて作っています。
樹脂粘土9:すけるくん1くらいの割合が目安。
すけるくんを混ぜると、乾燥後の粘土に透明感が出ます。
絵の具をたくさん練り込むことでマットな質感にもできるので、お好みで調節してみてください。
もちろんDAISOの粘土だけでも問題なく作れますが、DAISOの粘土は乾燥し始めるとパサついて割れてくるので、少しすけるくんを混ぜて使うと長時間作業してもなめらかな状態をキープしやすくなっておすすめです。
粘土の着色

樹脂粘土はグラデーションになるように少しずつ絵の具を足して8色用意しました。
ただ、あまりにもガクが小さすぎて色の見分けがつかなくなってしまったので、薄い緑・薄い水色・少し紫がかった水色・ちょっと薄い青・濃い青の5色くらいでいいと思います。
薄い色の粘土を作るときに白は使わず、少量ずつ絵の具を混ぜて好みの色にしました。
【おすすめの絵の具と混色の割合】
薄い緑(つまようじの先で絵の具を取る)
薄い水色(つまようじ)
薄い緑の粘土にフタロブルーを少し足す。
少し紫がかった水色(つまようじ)
薄い水色の粘土にバイオレットを少し足す。
ちょっと濃い青〜青(つまようじ)
薄い水色の粘土にフタロブルー(2)とディオキサジンパープル(1)を足す。
フタロブルーとディオキサジンパープルはかなり濃い色なので、たくさん混ぜすぎないように注意!
粘土の着色が終わったら、それぞれの色をチャック付きビニール袋の中に入れて乾燥しないように準備しておきます。
紫陽花のガクを作る

さきほど作った粘土を米粒半分くらいの大きさ指先に取り、細工棒で丸くのばします。
おすすめの細工棒はパジコさんのステンレス細工棒です。
先端の形が両方とも扱いやすいので、ミニチュアフラワーを作るときは基本的にこの細工棒を使うことが多いです。

この量でだいたいガク4個分くらいですかね?
立体的に組み立てていくので想像以上に数が必要でした。
色別で分けて小皿の上に乗せておくと、後で接着していくときに扱いやすかったです。

ガクを貼り付ける軸の部分は、余った粘土を細長くのばして作りました。
最初は軸の先を十字にカットしてから貼り付けていたのですが、手間がかかりすぎるので切り込みは入れずにそのまま先端に貼り付けました。
ガクの貼り付け

四つ葉のクローバーのようなイメージで、なるべくガク同士が重ならないように4枚ずつ貼り付けていきます。
軸部分は短すぎると作業がしにくいので、5cmくらいの長さでカットしたものに貼り付けて、貼り付け終わってから5mmくらいの長さでカットして量産しました。
接着剤は、1回1回蓋を開けて使うのがめんどくさいので、使わない紙の上に出してからガクの端にチョンとつける感じで使っています。
乾くのが早くて、乾燥後にボンド特有のテカリが出にくいのがこちらの接着剤です。
ノズルが細い分小さなパーツの貼り付けがストレスなくできます。

貼り付けるガクの色と同じ色の粘土を大豆くらいの大きさに丸めて、その周りにさきほど作ったパーツを立体的に隙間なく貼り付けていきます。
ガク部分は最後に茎にはめ込みたいので、DAISOのステンレスワイヤーを大豆に刺して穴を作ってみました。
いい感じに固定されているので貼り付け作業がしやすかったです。
接着剤が大体乾いてきたらワイヤーは抜いてしまってOK。

薄い水色は、薄い緑色と混ぜて貼り付けています。
いい感じのグラデーションでとても綺麗にできました。

ちょっと粘土の色が薄すぎて、ジオラマに乗せたときに紫陽花がぼやけてしまったので、ガクのフチに色をつけてみました。
本来ならしなくていい工程ですが、紫陽花をもう少し目立たせたかったので、ちょっと大げさな着色をしてます。
完成した作品を見て紫陽花の輪郭がくっきりしているように見えたので、この工程は入れてよかったなと思いました。
でも、この作品でしか必要ない工程なので、飛ばして大丈夫です。
紫陽花の葉を作る

【紫陽花の葉の着色におすすめの絵の具と割合】
ターナー色彩 U-35
混色の割合は目安なので、紫陽花の画像を見ながら好みの色にしていただけたらと思います。
混色が終わった粘土はチャック付きビニール袋の中に入れて準備完了です。
紫陽花の葉はフチがギザギザしていて大きいレモン型。
紫陽花のガク(パーツ完成後の丸い状態)の3分の2くらいの大きさが目安です。
大きい葉っぱばかりではなく、大きい葉っぱの半分くらいの小さめサイズも少し作っておくとより生きてる植物感が出ます。

チャック付きビニール袋の先を少し切って、少量ずつ粘土を出して作っていきます。
まず指先に粘土を取ったら、インディカ米のような細長い形に丸めて、細工棒の先が細いほうを使って左右に開きながらのばすと葉っぱの形になります。
葉っぱの形にできたら、細工棒の平たいほうを使って葉脈を作ります。
紫陽花はとにかく葉っぱがたくさん必要になるので、これでもかというくらい作ってください。
葉っぱがあればあるほどボリュームが出てリアルに見えます。

葉っぱのフチをアートナイフで切ってギザギザを作ります。
丁寧にギザギザカットをするといくら時間があっても足りないので、切込みを細かく入れるだけで大丈夫です。
遠目から見ると意外とギザギザ感がちゃんと出てくれます。

葉っぱの軸部分は葉っぱ色の粘土少量+着色前の粘土を練り込んで、色を薄めてから少し黄色を混ぜて黄緑色になるように作っていきます。
粘土ができたらちぎれる寸前まで細くのばして乾燥させてカットして使います。

短くカットした葉っぱの軸を紫陽花の裏面に貼り付けます。
このひと手間があることで、葉っぱを枝に貼り付けるときに葉っぱが接着剤でベタベタになるのを防いで、ちゃんと生えてますよ感が出ます。
紫陽花の幹を作る
【使うもの】
- 筆
- ジェッソ
- ニッパー
- やっとこ
- 丸ペンチ
- アクリル絵の具
- アートワイヤー
- ライトモデリングペースト
紫陽花の幹は地面の近くからすぐに枝分かれして伸びているので、しっかりとワイヤーを広げながら作っていくのがポイントです。
ワイヤーを扱うときは手に刺さることがあって危ないです。
ワイヤーをねじるときは必ずやっとこでつまんでねじるようにしてください。
こういった工具セットを購入すると、ピンセットもニッパーもやっとこも、今回使いたいもの全部が揃っているのでおすすめ。
ニッパーはワイヤーを切るとき、平やっとこはワイヤーをねじったり先を潰すときに使います。
丸ペンチは平やっとこだと挟みにくいところをねじるときに便利です。
力が入りにくい場所は片手に平やっとこ、もう片手に丸ペンチを持って使うと作業しやすいのでぜひ使ってみてください!
ワイヤーで芯を作る

まずワイヤーを10cmくらいの長さになるように約20回往復して折りたたみます。
折りたたんだワイヤーの下から2cm位を残して全部を数回ねじり、ブロック分けして放射線状に広げていきます。
ワイヤーの先がつながっているので、触る部分だけ先をカットしてからねじります。
先に全部の先を切ってしまうとチクチクと手に刺さって危ないので必ず触る部分だけカットするようにしてください。
おすすめのワイヤーはTOHOさんのカラーワイヤー #34というかなり細めのワイヤーです。
同じ細さのものが金色と銀色の2つあるんですが、金色は真ちゅう製で、銀色はステンレス製で、ワイヤーの硬さが全然違います。
真ちゅう製の金色のワイヤーのほうが柔らかくて扱いやすいので、ぜひこちらを使ってみてください。

根本から順番にねじって分けてねじってを繰り返して、長すぎるところはニッパーでカットして短く整えていくとこんな形になってきます。
ポイントは1番地面に近い部分はしっかりと広げること。
地面に這うくらい思い切って曲げてしまって大丈夫です。
ワイヤーの肉付けと着色

ワイヤーに薄く肉付けをしていきます。
使うのはジェッソとライトモデリングペーストです。
ジェッソはサラッとした白い絵の具のように見えますが、金属に塗っても弾くことなく食いついてくれて使いやすい下地剤です。
土台の色を完全に消して真っ白にしてくれるので、次に塗る絵の具の色がきれいに出てくれます。
ライトモデリングペーストも下地剤ですが、こちらはもったりとした質感で表面の厚みを出すのに向いています。
モデリングペーストだけだと質感が硬すぎて、細かいところに塗りにくいのと、半透明っぽい色味で奥のワイヤーの色が透けてしまうので、絵の具の発色をより良くするためにジェッソを混ぜて柔らかくしてから使います。
別の作品でもライトモデリングペーストを使用しています。
桜の木を作るときにモデリングペーストを使うとどんな仕上がりになるか、ぜひ読んでみてください。

筆でサッと撫でるように塗っていきますが、モデリングペーストもジェッソも固まりやすいので、100均の安い筆で塗るのがおすすめ。
金色が全て隠れるように、ワイヤーのねじった溝にもしっかりと下地剤を埋め込んでください。

完全に乾いたら着色です。
紫陽花は低木なので、幹は明るめのベージュを塗っていきます。
【おすすめの絵の具】
ターナー色彩 U-35
基本はベージュですが、少しだけ赤や緑を混ぜるとより複雑な色味になります。
枝の先はライトグリーンをほんの少し混ぜた緑強めのベージュでうっすらグラデーションにするとなお良いです。
水は少しだけ混ぜますが、絵の具がサラサラになりすぎないよう注意。
しっかりと発色させるために二度塗りしています。
葉っぱをたくさん貼り付けるのでほぼ見えませんが、しっかり作り込むと色んな角度から楽しめます。
紫陽花を組み立てる

土台の上に紫陽花を貼り付けていきます。
紫陽花の根本は不安定なので、接着剤をたっぷりつけて、ある程度固定されるまでは支えてしっかりと乾燥させるのがおすすめ。
土台の作り方はこちらの記事で読むことができます。

しっかりと乾燥させたら、土の部分に草を植えていきます。
このときに使っているのは、DAISOの園芸コーナーにある「ドライモス」。
ハサミで細かくカットしたら地面に生えてる草っぽい質感になります。
草を置きたい範囲にボンドを筆で塗って、その上にドライモスをふりかけています。

紫陽花の葉を貼り付けていきます。
地面に近い部分から大きい葉っぱ、先端に行くにつれて少し小さめの葉っぱを貼り付けます。
葉っぱは双葉のように向かい合わせになるように付けるのがコツ。

貼り付け途中はこんな感じです。
葉っぱがたくさんで地面が見えないくらいのボリュームが理想。
ある程度先端近くまで葉っぱを付けられたら、紫陽花のガクのパーツをどの枝の先に付けるかバランスを見ながら決めていきます。

全体のバランスが決まったら、紫陽花のガクを貼り付けます。
ガクを作るときにワイヤーを刺してできた穴にたっぷりと接着剤を付けて、枝先にはめ込むように貼り付けるとしっかりと固定されます。

紫陽花部分が完成しました!
ちらっと見える枝もワイヤーで作ったと思えないような仕上がりで嬉しいです。
石畳と紫陽花の相性はこんなにもいいんですね…。
手のひらサイズのジオラマは初めて作りましたが、細かいところまで作り込むならこれくらいのサイズがちょうどいいかもしれません。
次の記事ではミニチュア傘の作り方を紹介していきますので、また読みに来ていただけると嬉しいです。
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