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100均の樹脂粘土で椿を作る【ミニチュアフラワー】

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前回ホコリっぽい廃墟のジオラマを完成させた反動なのか、次は鮮やかな花が映える作品に挑戦してみたくなりまして、樹脂粘土でミニチュアフラワーアレンジメントを作ってみました。

椿とバラくらいしか作ったことがなかったので、もっと作れるものを増やしたくなり、
なるべくたくさんの種類の花を組み合わせるべく、花屋さんの通販サイトで画像を検索して頭の中で相性が良さそうな花をチョイスして5つのミニチュアフラワーアレンジメント作品を作りました。

今回紹介するのは椿のフラワーアレンジメントの主役の椿です。
お花の知識もフラワーアレンジメントの知識もなにもなく、完全なるフィーリングで作ったので、少々バランスが悪いところがあるかもしれませんが、ご容赦ください。

いつものごとく、使った樹脂粘土はDAISOのもの。
ただ、DAISOの樹脂粘土は長時間作業しているとパサつくことがあるので、少しだけ「すけるくん」という透明粘土をミックスして使っています。

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なるべく画像だけでもわかるようにまとめたつもりですが、動きの説明は難しいので、もし作ってみたいなと思った方は、動画も合わせて見ていただけると嬉しいです!

ミニチュア椿の作り方を動画で見たい方はこちら。

椿のミニチュアフラワー作り

今回作る椿の花は鮮やかな赤色にしてみました。
出来上がった花のサイズは7mmくらいです。

本物の椿は5枚の花びらが根元の方でくっついていますが、そこまで精密に作るのは難しいので、椿に見えるように別々のパーツを貼り合わせて作っています。

樹脂粘土に着色する

【使うもの】

  • 樹脂粘土
  • すけるくん
  • アクリル絵の具

ミニチュアフラワーは1つ1つのパーツが小さいので、着色する樹脂粘土の量は少量でOK。
作るものの大きさにもよりますが、私の作品のように1センチ以下のパーツを作るなら、人差し指第一関節くらいの大きさの樹脂粘土に着色するくらいがちょうどいいと思います。

着色する粘土を少量にしてもほとんどが使い切れずに余ってしまいますが、あまりにも粘土が小さすぎるとビニール袋から押し出すときに扱いにくいので注意。

余った着色済の粘土は捨てずにラップに包んで、ウェットティッシュと一緒にチャック付の袋に入れて保管しておくのがおすすめ。
同系色の花を作るときに絵の具の代わりに混ぜて使えます。

椿の花びら

鮮やかな赤色にするために、小さい粘土に赤い絵の具を少しずつ練り込んでいきます。
チューブから直接着色しようとするとドバっと絵の具が出てきてしまうことがあるので、爪楊枝や先の細いスパチュラを使うと作業しやすいです。

赤以外にもほんの少し緑や黄色、紫も混ぜると「ただの絵の具の赤」の色味じゃなくなります。

【自分で混色するのが苦手な方におすすめの絵の具】

ターナー色彩 U-35 アクリリックス ピロールレッド

椿の茎

椿の茎部分は枝に見立てて茶色くしてみました。

茶色の絵の具に若干赤や緑を混ぜると自然な色になります。

【自分で混色するのが苦手な方におすすめの絵の具】

ターナー色彩 U-35 アクリリックス ペリレンマルーン

椿の雄しべ

雄しべ用に作るのは薄緑色のみ。
あとは、着色していないプレーンの樹脂粘土(白)も使います。

茶色い枝の先に少しだけ薄緑色の粘土をつけると花の接着面がリアルな感じに見えるので、ほんの少ししか使いませんが忘れずに作ってみてください。

【自分で混色するのが苦手な方におすすめの絵の具】

枝の先につける粘土

ライトグリーン3:パーマネントグリーン1

椿の葉っぱ

椿の葉っぱはかなり濃い緑色なので、色に深みを出すために緑に赤を混ぜてみました。
赤は混ぜすぎないようにつまようじの先を使って少しずつ着色していきます。

【自分で混色するのが苦手な方におすすめの絵の具】

ターナー色彩 U-35 アクリリックス フタログリーン(イエローシェード)

ターナー色彩 U-35 アクリリックス パーマネントグリーンライト

フタログリーン2:パーマネントグリーン1

椿のパーツ作り

【使うもの】

  • 細工棒
  • つまようじ
  • 極細ワイヤー
  • 着色した粘土
  • アクリル絵の具(黄色)

椿の花びら

椿の花びらはなるべく丸い形になるように先がまっすぐな細工棒を転がして作ります。
少量取り出した粘土をレモンのような楕円形に丸めてからのばすとやりやすいです。

綺麗な丸にしすぎると不自然なので、丸っぽい形ならOK。
私が作った作品のサイズ感で言うと花びらの大きさは5〜6ミリくらいを目安に作ってます。

1つの椿に対して使う花びらの枚数は5枚ですが、貼り付ける際にバランスよく見えるパーツを選びたいので、花びらは7〜8枚くらい作っておくといいです。

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私がミニチュアフラワー作りでよく使う細工棒はパジコさんのもの。
片方が平たくてもう片方はまっすぐな形状なので、粘土を薄くのばすこともできるし、葉脈のような模様をつけることもできます。

この1本があれば大体のものは作れるのでかなりおすすめです。

椿の茎

はじめに米粒より少し大きいくらいの粘土を取って、丸くなるように指でこねて、丸くした粘土にワイヤーを刺します。
粘土を大まかにワイヤーにくっつけるために、指をこするように動かしながらのばしていくとワイヤー全体に粘土が薄くコーティングされたようになります。

指に力を入れすぎず表面をくりくりしてあげると凹凸がなくなり、細い茎ができました。

椿の雄しべ

椿の雌しべは中心にありますが、ミニチュアフラワーだと小さすぎてそこまで再現ができないので、今回は雄しべのみ作ります。

画像のような感じで使いたいので、着色していない白い粘土をちぎれる手前まで細く細くのばしたら、1センチくらいの長さにカットしておきます。
あまり短く切りすぎると貼り付けのときに扱いづらくなるので注意。

椿の葉っぱ

椿の葉っぱは少し丸みがあるので、あまりほっそりさせないようにのばしていきます。

少量出した粘土は細く丸めてから左右にのばすと葉っぱの形が綺麗にできます。
細工棒の平たい側で葉脈も忘れずにスッと線を引くように跡をつけておきます。

最後に葉っぱを裏返してまっすぐな方の細工棒でクルンと葉っぱをカーブさせるとそれっぽくなります。

椿のパーツを貼り合わせる

【使うもの】

  • ピンセット
  • つまようじ
  • 速乾アクリア
  • アートナイフ
  • カッターマット
  • アクリル絵の具

茶色の枝の先に少量のボンドを付けてから、雄しべ用の薄緑色の粘土をつけます。

薄緑色の粘土の先にボンドをつけて、雄しべ(白い粘土の細長いパーツ)をたくさん貼り付けます。
茎の先に乗るだけ乗せるイメージで置くときれいに仕上がります。

乾燥後、長すぎる部分はアートナイフでカット。
さきほど作った花びらよりもほんの少し短いくらいの長さにまっすぐ切るのを意識してみるとバランス良く見えます。

細長い雄しべの先に、つまようじで花粉色の絵の具を付けていきます。

今回、花粉部分はまず下に黄土色を付けてから、表面に明るい黄色の絵の具を付けています。
省略する場合は明るい黄色の絵の具だけでOK。

【使った絵の具の色】

ターナー色彩 U-35 アクリリックス イエローオーカー(下地)

ターナー色彩 U-35 アクリリックス ハンザイエローオペーク(表面)

花びらを5枚貼り付けていきます。

花びらは茎に対して垂直より、少し雄しべに沿うような角度で貼り付けてあげると立体的で可愛いです。

椿の花の少し下あたりに椿の葉っぱを貼り付けたら完成。

ミニチュアフラワーはとても繊細な作品ですが、パーツ自体は単純な動きで作れるものばかりなので、いい感じに組み合わせるだけできれいな花になります。

椿以外にもいろいろな花の作り方をご紹介していきますので、興味がある方はぜひ「ミニチュアフラワー」のカテゴリからお好きな花を組み合わせた作品を作ってみてくださいね!

YouTubeチャンネル「anzu’s craft room」では、ジオラマ・ミニチュア作品の制作風景を公開しています。

細かい作業がお好きな方は覗いてみてください♪
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