廃墟のジオラマ作りに挑戦してみました!
前回はジオラマの土台をボロボロに加工する方法をご紹介したので、今回は加工した土台に着色する方法を書いていきたいと思います。
着色自体はアクリル絵の具とジェッソ、パステルを使うのですが、そこまで複雑な工程はないので割と楽しく一気に作れる工程かなと思います。
大きいDAISOに行けば全部100均で揃えられる材料ですし、ぜひ挑戦してみてください!
廃墟ジオラマの制作過程が見られます。
作業の流れを動画で見たい方はこちら。
廃墟ジオラマの壁と床を着色する
下地の色を薄く塗る
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まずは下地になる暗い色から塗りました。
スチレンペーパーの白い色が見えたら困るので、凹凸部分にもムラなく絵の具がつくように丁寧にまんべんなく塗っていきます。
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着色には、アクリル絵の具(混色したこげ茶色)にジェッソを少量混ぜたものを使いました。
どの店舗にも置いているわけでは無いですが、大きなDAISOにはジェッソが売っていることもあります。
私は他の作品でも使うことを考えて大容量のものを買っています。
下地の色を塗るときは絵の具に少しだけ水を混ぜて、色がぽってりと厚く乗らないように意識しました。
水で薄めないままの絵の具を塗ってしまうと、せっかくボロ感を出した部分がこってりとした絵の具で埋まってしまってもったいないことになるので注意。
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今回私が下地の色に使ったアクリル絵の具は、
- 黒
- イエローオーク(黄土色みたいな黄色)
- バーントシェンナ(赤茶っぽい色)
- バーミリオン(赤めのオレンジ)
- パーマネントグリーンライト
下地の上に色を重ねる
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こちらもジェッソにアクリル絵の具を混ぜて塗りました。
なるべく水を混ぜずに作ったこってりめの絵の具を、乾いたブラシに少量付けてサッサッと撫でるように塗ってます。
塗り方は動画のほうがわかりやすいかもしれません。
ムラなくきれいに塗りすぎるとはじめに塗った下地の色が消えてしまうので注意。
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ジェッソが白い絵の具の代わりにもなるので、ここで使う色は混色済みのアクリル絵の具はほんの少し、ジェッソはたっぷり使っています。
- ピュアレッド
- イエローオーク
- バーントシェンナ
- パーマネントグリーンライト
さらに汚す
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全部のパーツを着色したあとは窓と壁のパーツを接着します。
このあとパステルを使っていくので、掃除が楽になるように机に新聞紙やビニール袋を敷いて準備しておくのがおすすめ。
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パステルはDAISOのものを複数色混ぜて使いました。
土埃がついてるように見せるためになるべく粉状にしたいので、パステルを削るときにはカッターでサッサッと優しく擦るようにすると細かく削れます。
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はじめに指にパステルをつけて、ジオラマの壁に直接パステルの粉をなすりつけていきます。
地面に近い方が汚れてそうなイメージがあったので、床側に多めにパステルをつけました。
ある程度パステルがついたら、ブラシでくるくるとパステルをなじませていくとフワッと色づきます。
足りないところはまた指でパステルを付けながら仕上げていきます。
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汚し作業の前はこんな感じ。
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完成したらこうなりました。
汚れがついたことでさらに廃墟っぽくなったような気がします。
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窓ガラスはプラ板の上に雑にレジンを塗って、その上に削ったパステルをブラシでトントンとつけてみると、泥がついた窓みたいな質感になりました。
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廃墟用のピアノも汚してみました。
とってもいい感じ。
廃墟用ピアノを作っている動画はこちらで見られます。
床の汚れ加工は別の記事で紹介しますので、次の更新をお待ちください。
難しい土台作りが終われば着色は少ない材料でできます。
廃墟のような塗装に挑戦してみたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!
YouTubeチャンネル「anzu’s craft room」では、ジオラマ・ミニチュア作品の制作風景を公開しています。
細かい作業がお好きな方は覗いてみてください♪
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