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グレイスカルピーの表面処理には溶剤を塗るのがいいと聞いたので試してみた

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グレイスカルピーを購入したのはいいものの、実際に作品を作ってみると表面がボコボコ…。

スパチュラで面をならした跡、細かいパーツを貼り付けてそーーっと周りを触った跡。
着色してる最中に余計な凹凸が気になってしまうんですよね。
想像した通りの仕上がりにならないとわかった瞬間に音を立ててテンションが下がっていっちゃうあの気持ちをもう味わいたくない。

そうなると、することはただ1つ。
着色前に作品の表面を綺麗にすればいいんです。

調べました。グレイスカルピーの表面処理について。

どうやらシンナーアセトンのような溶剤を少量サッと塗ることで、グレイスカルピーの表面が溶けてなめらかになるそう。
本当か?

実際に試してみないことにはわからないので、ラッカー系塗料の薄め液を買ってみました。

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さて、どうなることやら…。

こちらの動画のフィギュアはグレイスカルピーでできています。

動画後半でグレイスカルピーに溶剤を塗る場面がありますので、気になる方はこちらも見てください。

グレイスカルピーの表面処理について

グレイスカルピーは焼くことで固まる粘土。
焼く前であれば納得いくまでやり直しができます。

細かい造形には爪楊枝やスパチュラを使うので、面の凹みや割れはならせば綺麗になるんですが、面をならしたあとにできる微妙なボコボコはどうしても残ってしまうんですよね。

このボコついた表面は、焼く前でも焼いた後でもどちらでも処理は可能。
表面処理の方法は1つではないので、溶剤以外の方法も後ほど紹介します。

ただ、焼く前に溶剤を塗布する方法は圧倒的に仕上がりが綺麗で簡単でした。

焼く前の表面処理方法

溶剤

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私が購入したのは、ラッカー系塗料「ガイアカラー」の希釈に使う薄め液
油性ペンよりもツンとする匂いなので、必ず換気をしながら作業しないといけません。

こちらの液をコップに少量出して筆でサッと塗布すると、グレイスカルピーの表面が溶けてツルツルなめらかになります。
このあとに焼いて粘土を硬化させることで、焼いたあとの表面処理がほぼ不要に。

グレイスカルピーを原型に使うなど直接着色をしない場合はこの方法がおすすめ。

焼いたあとの表面処理方法

やすり

王道の表面処理方法ですが、グレイスカルピーもやすりがけできます。
ただし顔や手のような繊細なパーツは、やすりがけをするときに折れてしまう危険性があるのでおすすめしません。

私がやすりを使ったのは、こちらの動画で作っているピアノの足部分。
小さすぎて粘土が硬化する前の状態ではうまく造形ができなかったので、リューターと荒いやすりで削り出すようにして、そのあと細かいやすりで表面処理もしました。

サーフェイサー

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サーフェイサーは着色前に作品の表面をコーティングするために使う下地材。
塗料の食いつきを良くするという目的もありますが、細かい線や浅いボコボコくらいならしっかりと埋まってくれます。

そこまで凹凸が目立たないときはサーフェイサーだけで表面処理をするのもありです。

サーフェイサーだけでも種類がたくさん。
スプレータイプもありますし、筆塗りタイプもあります。
サーフェイサーの液の色や粒子の大きさによって同じメーカーでも商品が違うので注意!

上に塗る色の発色を良くしたいときは白いものを。
粒子が細かいかどうかは1000や1200などの数字を確認して、数字が大きい方が粒子が細かいので薄膜に仕上がります。
小さな傷の隠蔽をしっかりとしたい場合は1000がおすすめ。

グレイスカルピーの表面処理に溶剤を使ってみた

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【必要なもの】

  • スポイト
  • 小さなカップ
  • ガイアカラー薄め液

一度に使う量が少ないのでスポイトで溶剤を取って、小さなカップに入れて使っています。
スポイトは書道コーナーで売っていますし、小さなカップはレジャー用の使い捨てカップでもケーキ屋さんのプリンの容器でもなんでも大丈夫です。

筆は100均のものでも問題なく使えます。
普通の丸筆や平筆だと毛が硬い気がしたので、私は馬毛の丸筆を選びました。

溶剤を筆にたっぷり取りすぎると垂れてしまい、焼いたあと接地面に液体の溜まったような跡がついてしまいます。

塗りすぎ注意!

表面処理なし

ただ焼くだけだとこんな感じ。
丸で囲んだあたりが波打ってるんですよね。
サーフェイサー吹き付けたら大丈夫だろと思ったけど、結局凸凹が気になりすぎてサーフェイサーの上からやすりをかける羽目になりました。

表面処理あり

こちらのフィギュアは服のシワは消えずに余計な凹凸だけを消すことに成功しました。

焼いたあとの面の感じもやすりがけするよりもツルンと自然に見えます。
私のやすりレベルの問題か…??

まとめ

グレイスカルピーの表面処理に溶剤を使うのはとってもおすすめです!
やすりをかけられないような細かい部分までツルツルにしたい方はぜひ使ってみてくださいね。

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