粘土を使って作品を作りたいけど、納得のいく形になる前に粘土が固まって困ってしまう人におすすめの粘土、グレイスカルピー。
こちらの粘土は100均では取り扱っておらず少しお高め。
ただ細部までこだわって作りたいときにはかなり優秀な粘土です。
石粉粘土や紙粘土は空気に触れて乾燥するとカチカチになってしまいますが、グレイスカルピーは空気に触れてもカチカチにならず、熱で硬化が進むという不思議な性質があります。
なので、造形初心者の方や時間をかけて納得のいくまでやり直したい方にはとってもおすすめ。
そんなグレイスカルピーを使うときに欠かせないのが「オーブン」です。
私は初めてグレイスカルピーを使おうと思ったとき、どんなオーブンを買えばうまく焼けるのか分からずかなり調べてから購入したんです。
結果的に約3,000円のオーブントースターを使っていますが、もっとこうだったら良かったな…と思うところもありました。
今回は実体験込みでおすすめのアイテムや焼き方をご紹介します。
グレイスカルピーで作品を作ろうと思っている方はぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!
こちらの動画のフィギュアはグレイスカルピーで作りました!
動画の後半で造形の様子が見られるので、興味がある方はぜひ見てください。
グレイスカルピーを硬化させるにはオーブンが必要
グレイスカルピーは熱を加えると固まる性質がある粘土なので、この粘土を使う場合はセットでオーブンも購入しないといけません。
【オーブンを選ぶときのポイント】
- タイマー機能がある
- 温度調節機能がある
この2つの条件さえ当てはまれば、3,000円前後のオーブントースターでも問題なく焼き上げる事ができます。
電子レンジでの加熱は不可。
また、ご家庭で調理をするときに使っているオーブンを使うのは衛生的におすすめしません。
通販サイトによって記載があるサイトとないサイトがありますが、どうやら過度に熱すると有害なガスが発生するらしいです。
実際にグレイスカルピーを焼いてみたところ、焼いてるときに少しだけ匂いはしましたが、刺激臭というよりはロウソクが溶けるような匂いでした。
作業中は窓を開けて換気をすれば、気分が悪くなることはなかったです。
グレイスカルピーを焼くときにおすすめのオーブン
私が今使っているオーブンはこちら。
庫内サイズ:高さ72mm×幅238mm×奥行142mm
私は主に手のひらサイズのミニチュア作品を作っているので、このオーブンのサイズでも十分です。
たまに作品の大きさが庫内ギリギリのものを作ると、扉を閉めたときに上の電熱線に当たって形が崩れてしまうことはありましたが…。
もう少し高さのあるオーブンが欲しいな、と思ったことを除けば価格的にも使い勝手的にも満足しています。
手のひらより大きい作品を作りたい方は次に紹介する商品がおすすめです。
縦型のオーブンです。
二段タイプですが、下段が広くて上段が狭くなっていて、高さのある作品でも気にせずに焼くことができそうです。
下段庫内サイズ:高さ95mm×幅130mm×奥行183mm
上段庫内サイズ:高さ37mm×幅130mm×奥行183mm
もし私が今新しいオーブンを買うなら絶対にこっちを買うだろうな…。
グレイスカルピーの焼き方
中のトレイは元々入っていました。
下からの直熱を防ぐためにトレイの上にアルミホイルを敷いて、上からの直熱はアルミホイルをかまくらのようにして被せることで防いでいます。
この一手間をサボると、グレイスカルピーの薄い部分や細い部分が焦げてしまうんです。
こんな感じの座り姿勢のフィギュアを焼くときは、あらかじめ四角く焼き固めたグレイスカルピーに座らせた状態で焼くと安定するのでおすすめ。
グレイスカルピーを焼くときの温度と焼き時間
推奨されているのは、6mmの厚みに対して130度で予熱したオーブンで15〜20分焼く方法です。
私も推奨方法の通りに焼いてみたら焼き上がった作品にヒビが…。
試行錯誤の結果、今は110〜120度で15〜20分ずつ様子を見ながら焼いています。
私の場合は一度に形を作りきらずに薄くグレイスカルピーを重ねながら何回も焼くので、これくらいの温度が丁度いいのかもしれません。
まとめ
グレイスカルピーを焼くときはオーブン必須です!
高級なものを買う必要はなく、
- タイマー機能
- 温度調節機能
この2つの機能が備わっていれば、安く買えるオーブンでも問題なし。
作りたい作品のサイズによって、購入するオーブンを決めるといいのではないでしょうか。
私は手のひらサイズの作品を作ることが多いので、このオーブンを使っています。
手のひらよりも大きなサイズのものを作ってみたい方は、
このように縦型で高さがあるオーブンが使いやすいと思います。
自分の作りたい作品の大きさに合うお気に入りのオーブンで、グレイスカルピーを焼いて楽しく作品作りをしてみてくださいね!
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